小国び塾活動日誌

藤浩志プロデュースによる「小国び塾」参加メンバーが、坂本善三美術館の収蔵品から発想して取り組む「アートなプロジェクト」の記録です。

今日の絶筆−3−【sawa】

さっき部屋に入ろうと電気をつけたら、

でっかいヤモリがいました。

 

そして今、そのヤモリの動向を見張りながらブログを書いてます。

sawaです。

(ヤモリ自体は平気なんですが、なんせすばしっこいので、こんな夜更けにバタバタと捕まえて逃がす気力がないし、捕まえられる自信もない。でもずっと居続けてもらわれてもなぁ…どうしよう)

 

さて、今日の絶筆。

 

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何も描きませんでした。

描く気になれませんでした。

心から”描きたい、描いてみたい”と思えるものが浮かんでこなかったのです。

 

そもそも、私は自分のプロジェクトの一環として描く、という選択をしていますが、プロジェクトとか、人に見せるためとか、そういう理由を取っ払った状態で何か作品を作る、となった時には、まず”作りたい”、”とにかくこの想いや考え、気持ちを形にしたい”というような、何かしらの衝動があると思うのです。

 

善三さんの描いた「絶筆」だってそうだと思うのです。

「これは後々最後の作品として紹介されるだろうからこういう構図で云々…」なんてことは考えていないはずです。

 

自分のやりたいことを、ただ素直に表現しただけ。

 

今回のプロジェクトに限らず、私がこれまでやってきた表現活動は”他人目線”ばかりを意識してきたような気がします。

良く言えば、見ている人に喜んでもらいたい、楽しんでほしいというサービス精神。

だけどもしかしたら、自分の本当の気持ちを置き去りにしていたところがあったのかもしれません。

 

私が本当にやりたいことってなんなんだろう。

自分にとって、表現するってなんなんだろう。

善三さんの作品を通して、まさかこんなに自分自身と向き合うことになるなんて思ってもみませんでした。

 

 

(部屋にいたヤモリですが、見事に見失いましたwお願いだから外に出てって…)

 

sawa