小国び塾活動日誌

藤浩志プロデュースによる「小国び塾」参加メンバーが、坂本善三美術館の収蔵品から発想して取り組む「アートなプロジェクト」の記録です。

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ハルノシュさんのプロジェクト

展示順にひと作品ずつ紹介します。 作者名:ハルノシュ(お創造屋さん)プロジェクト名:「おばけ計画」坂本善三作品名:「炎」 油彩・キャンバス 1974年 ほか 【学芸員より一言】完成した作品もきっと動きたがっているに違いない。そんな仮定から生まれたプ…

「形:1976ー青い稲妻」ハルノシュ

「こんな解釈ありなんだ」展で坂本善三美術館の入り口にある「形」(1965)は貸し出しにより10月1日までの展示。10月2日よりその代替作品として,「形」(1976)が出さされる。 善三さんといえば,40代半ばのフランス滞在からして,アンフォルメルの画家たち…

北里香代さんのプロジェクト

展示目録順にひと作品ずつ紹介します。 作者名:北里 香代(お弁当屋さん)プロジェクト名:「卵焼き人生」坂本善三作品名:「白い空間」 油彩・キャンバス 1980年 【学芸員より一言】みんな一度は食べたことがある卵焼き。「卵焼き人生」は、毎日卵焼きを作…

山本美奈子さんのプロジェクト

展示目録順にひと作品ずつ紹介します。 作者名:山本 美奈子(小国町地域おこし協力隊)プロジェクト名:「連帯(二重線で消す)鰹節」(連帯あらため鰹節 と読む坂本善三作品名:「連帯」 油彩・キャンバス 1967年 【学芸員より一言】山本さんのプロジェク…

「黄色い空間ー卵焼き」ハルノシュ

「こんな解釈,ありなんだ!」展では,“卵焼き人生”というプロジェクトが行われている。このプロジェクトに関連する坂本善三さんの作品は『白い空間』。でもこの作品は白くない。むしろ,グレーだ。作品の中に入り込めば,直にでも,白い雪が空からたくさん…

明日は味噌汁茶碗持参で美術館へ(mina)

【業務連絡】 明日(16日)のお昼は、お弁当のお供に鰹節を削って味噌玉をつくって食べます。 お昼頃に美術館に来られる方は 「味噌汁茶碗」をご持参ください。 味噌汁茶碗、お忘れなく。

絶筆在中。そしていよいよです。【sawa】

【2017年8月12日(土)】 家に一通の封書が届きました。 こ、これは…シュールだな。。。 美術館スタッフYさんが描いた絶筆を送ってくださったのです。 この封書を見たとき、郵便屋さんはどう思ったのでしょう? 考えるとちょっと可笑しいですね。 そしてこの…

つくりもののタネ +zen

みなさんに「ください」と言ったタネは続々集まっています。それと同時に“つくりもののタネ”も作成しています。これも、片隅に展示します。 アートって、楽しいですね。

タネから木へ  +zen

9月9日、善三美術館を飛び出し、小国町西里の櫟の森美術館へ。 着々と集まる「タネ」と並行し、次は「木」を取り込みます。 櫟の森美術館の吉村形さん自ら、敷地のくぬぎを切り倒してくださり・・ くぬぎチップを煮詰め、布を染めて・・ 媒染して・・ タネ…

「ILOVE 卵焼き」っていう事

悶々とする日々の中で「何か忘れてないか?私」 今日も卵焼きを焼きます。 フライパンが熱すぎない内に油を馴染ませ卵汁を流し入れ、表面が煮え過ぎない頃合いを見てくるくると巻きます。それを5回繰り返すと出来上がりです。焦がさない様、ふっくらしっとり…

続々タネが +zen

昨日も、町内外からタネが続々寄せられました。みなさんん、ありがとうございます! 矢車草、おしろい花、風船あさがお、黄コスモス、かぼちゃ、ヒゴタイ、ヒメユリ、そして…「夜の蝶」。 頂いたタネは、なんとか生育させるべく、タネまきの方法から管理方法…

鳥象君(とりぞうくん)のこと ハルノシュ

坂本善三の作品に『象』(油彩・1981)と『鳥』(リトグラフ・1980)がある。何れも,短めの筆跡を幾つかの方向から素早く重ね合わせ,それを画面に並べた作品だ。これらの作品は何者かが動いた跡の残像を連想させる印象的なシリーズである。 私はおばけ計画…

言葉を、さがす

みなさんはじめまして。「小国び塾」に参加させていただいていますヤマシタと申します。住まいはこの小国町にありますが、福岡市内や北九州方面、熊本市内で大学の非常勤講師をやっています。専門は西洋哲学ですが、勤務先によっては論理学や芸術学を教えて…

タネ、まいてます +zen

タネを頂けませんか?と呼びかけ始めて1週間。続々みなさんからタネが届き始めました。 昨日は小学生と保育園児の姉妹から「ばあちゃんちでとったホウセンカのたね」「ぶどうがりしたぶどうのたね」が届き、今日は、県南の某美術館のUさんから桜島大根のタ…

『山笑のタコ2 ハルノシュ』

『山童閑遊』とは本来,西日本に伝わる山の童(わらべ)のおばけがのんびりと静かに遊んでいる様子だと考えられる。一方,“山笑のタコ”は『山童閑遊』のスケッチに登場する山形をしたタコのような存在が,人々を笑顔にさせたいとの想いを込めて制作した。何…

小国の街角からは今回おやすみです たねもしかけも

展示のコンセプトは早々に決まったものの、作品がなかなか見えてこない悩ましき日々を送っております。今回の企画は坂本善三さんの作品をじっくり読み解くことが第一の目的でありますので、たまには散歩せずじっくり思考してみる時間も大切です。 今回学芸員…

ILOVE 卵焼き4

最初の勢いはどこへやらm(__)m日々の忙しさを言い訳に少し「び塾」から遠ざかっていました。それでもモヤモヤした気分を山下さんにバッサリ切り捨てられ言わば開き直りの境地でしょうか。そういう中で知り合いから「卵焼き」への想いが綴られてくると熱くな…

結局何を伝えたいの???子ども編 Part2【sawa】

【2017年7月31日(月)その③】※もう1ヶ月以上も前の話題ですが… 坂本善三美術館のアートクラブは今年で3回目とのことですが、毎回この方なしではやっていけないそうです。 レインボーマンこと、小国町在住の美術家、岡山直之さん。 アートクラブの影の立役…