小国び塾活動日誌

藤浩志プロデュースによる「小国び塾」参加メンバーが、坂本善三美術館の収蔵品から発想して取り組む「アートなプロジェクト」の記録です。

小国び塾メンバー紹介

7月2日についにスタートした小国び塾。

総勢9組12名で取り組みます。

 

各自が取り組むプロジェクトの過程は、このブログで各自が報告していきます。

まずはメンバー紹介と参りましょう。(申し込み順)

 

●Sawa  熊本県益城町在住 自然と美味しいものが好きです。

●たねもしかけも 熊本県小国町在住 手で考える派。熊本・阿蘇小国町を拠点に、地域型建築づくりの後方支援をする建築事務所です。

http://www.tanemoshikakemo.com

●北里香代 熊本県小国町在住 面白い事を常に求める人生でありたいと思っています。

●山下通 熊本県小国町在住 アートプロジェクトをつくるということに興味があります。

●中田遊人 熊本県熊本市在住 演劇が好きで、全国各地に観劇に行きます。

●山本美奈子 熊本県小国町在住 美術、芸術とは全く無縁の私が、どう間違って参加してしまったのか?(笑) 普段しない”表現”にチャレンジしてみたいと思います。

●ハルノシュ 福岡県遠賀町在住 坂本善三さんの作品の背後にあるオーラや雰囲気を色々な方と読み取り、そのイメージを元におばけの形をつくり、美術館の色々な所に出現させたいと思います。

●はるのこうりん 福岡県遠賀町在住 なんとなく、なんとな〜く参加しました。最近高速バスの乗りごこちに感動しています。遠くへ出かける時は、ぜひ高速バスを使ってみてください。うんこ大好きです。単語がね。うんちとうんこだったらどっちが好きですか。

●+zen(プラスぜん) 善三美術館のスタッフ(総勢4名 山下・江藤・杉・阿南)です。これまで美術館と密に関わってきてくださったたくさんの方々との繋がりを大樹に育てたいと思ってます。

 

どうやら噛めば濃い味が出そうなみなさんが集まりました。

それを束ねるのは我らが藤浩志さん。いや、もはや束ねないのか?

最終的に善三先生の作品と共に展覧会として結実するということ以外、まだ全く先が見えないこの小国び塾。

メンバーそれぞれの手によって、唯一示されるプロセスの痕跡がこのブログです。

どうぞみなさま、これから11月26日の展覧会終了日まで、楽しみにおつきあいいただければ幸いです。

 

坂本善三美術館 学芸員 山下弘子

 

小国び塾始まります

ジャンルを超えた様々なゲストを招いて、坂本善三美術館の収蔵品を再解釈する展覧会のシリーズ「コレクション・リーディング」。今年は美術家の藤浩志さんを招いて開催します。

藤さんは今回「小国び塾」を立ち上げ、参加者の皆さんと一緒に展覧会を作ります。といっても、あれこれ出品作品を組み合わせて普通に展示を作るというわけではなく、参加者の皆さんが、各自自分のテーマで「アートなプロジェクト」に取り組み、それが当館収蔵品と組み合わせた展覧会へと結実するのです。

では「アートなプロジェクト」って一体何なんでしょう。

藤さんはこう言います。
「アートは生活の中に無限に広がっています。アートは新しい価値を立ち上げる技術です。日常の風景を少しだけ角度を変えて向き合うことで、あなたの毎日の暮らしが少しずつ変わります。知らないうちに、今まで何でもなかったことが、あなたの生活の中で大切なことに変化するでしょう。
そのために取り組む、あなただけの特別な活動。
常識をちょっと超えた心踊る妙なこと。
それを「アートなプロジェクト」とよんでみました。」

毎日の暮らしの中にいつでもあって、ちょっといつもとは違う眼差しを注いだら立ち上がってくるアート。
毎日の暮らしがアートになったら。いや、毎日の暮らしの中にアートを発掘できる眼差しを手に入れることができたなら。この先の人生の進む道がちょっとだけ変わるような気がしませんか。
今ちょっとだけ変わったら、10年後はだいぶ変わってるかもしれない。20年後は大きく変わってるかもしれない。

毎日の暮らしの中でそんな眼差しをゲットしながらアートなプロジェクトを積み重ねて展覧会を作り上げる、この一粒で何度も美味しい「小国び塾」。

 

メンバーも顔を揃え、いよいよ明日、スタートします。

 

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