間引き菜
先日いらしたお客様が「これは大根?」とプランターに目を留め、こうおっしゃいました。「だいぶ育って混みあってるから、ちょっと間引いて、塩でもんで漬物にして食べたらよかろう」と。
町内のKさんから頂いた「秋の翼大根」、某美術館のUさんから頂いた「桜島大根」。確かに根も葉もぎゅうぎゅうです。
間引きました。葉っぱもハリハリ、葉の細かいトゲもちくちくしていました。新鮮そのものでした。
「すだちのお塩」をふって、しばらく漬けて頂きます。タネから立派に食べ物になりました。
苗その後
美術館スタッフチームの「+zen」です。集めたタネをせっせとまいて、育てています。今の様子です。前回の投稿からほぼ4週間たちましたが、だいぶ育っています。
そして、端っこに見えるビニールは、数日前に設置した「夜間ビニールハウス」です。冷たい夜露でやられないように、夕方ビニールを上からかぶせて、朝空気があたたまってから覆いを外しているのです。町指定のごみ袋、今はモデルチェンジして別のものになっているのですが、チェンジ前のごみ袋を切り開いて使っています。そろそろ霜の影響を受けるかも…。元気なうちにたくさん写真を撮りました。
「小国び塾」メンバーから寄せられたタネも育っています。
「たねもしかけも」さんからのラディッシュ。先週くらいから葉っぱに虫くいの跡が…。
北里香代さんのかぼちゃ「カスガボウブラ」。ここが実になるのでは?という小さな芽?が見えてきました。
ここからメンバー以外の方から頂いたもの。割と遅めに頂いたホウセンカのタネでしたが、発芽しました。ななちゃんと、なかむらティーチャー。
背丈が一番高く育っている「地ギュウリ」。町内のMさんから頂いたものです。Mさんから頂いた「黒かぼちゃ」も、勢いよく葉を茂らせています。
なかなか芽が出ないものも、あります。「小国のD」さん、すみません、アボカドは難しいです。
大根や、ビオラ、ひまわり、あさがお、ゴーヤ、おしろい花、にんじん、ルッコラ、ほかにもいろいろいろいろ、精魂込めてお世話しております。美術館にお越しの際にはぜひごらんください。
プロジェクトデー Ⅱ
10月29日(日)台風が心配されましたが直撃を免れ、二回目のプロジェクトデーを迎えました。
同時開催の「zenzoアートフリマ」で朝からたくさんのお客様でにぎわった館内。そんな中、早朝からやってきたsawaさん。フリマも楽しんでいただきつつ、新たな絶筆を縫い付けておられました。
縫っている姿もお美しい・・。
この日はこれにて完了でしたが、いつの日かこの衣装で舞って下さる日を期待している いちスタッフです。
『おばけの引越』 ハルノシュ
形(1976)の展示に伴い,玄関の正面のにいたおばけたちは館内の別の場所に引越をしていた。
先日,どこに行ったのだろうと探したけれど,分からなかった。
暫くして,諦め,美術館の方に聞くと,やっと居場所を見つけることができた。
おばけの産みの親の一人であるにも関わらず,情けない想いをした。色々な方との関わりの中で生まれてきたおばけ達なので,親はたくさんいると思う。でも,誰にも気づかれないのは寂しいから,どこにいるか見つけてあげて下さい。
今日の(先日の)絶筆−7−【sawa】
sawaです。
先週の土曜日は、熊本市内で行われたアートイベントでパフォーマンスをしてきました。
次の日の日曜日は、福岡で行われたヨガのイベントへ行ってきました。
久しぶりに朝から晩まで遊び通しました。
さすがに連日1日がかりで出掛けると疲れが溜まりますね。
とてもパソコンに向かえる状況ではありませんでした;
しかし、土曜日の夜がとりあえず自分で決めていた”絶筆week”の最終日だったし、その日が充実していてアドレナリンたっぷりだったので、そんな状況で一筆描きました。
ご覧ください。
えぇぇぇぇ〜
ヤダァ。。。
怖いよぅ…(半泣き)
土曜日のアートイベントでは、音楽やダンス、書道や舞踏やパントマイムなど、様々なアーティストさんたちがアーケード街でパフォーマンスをしていたので、参加するだけでなく鑑賞もしてきました。
私は、表現する人たちの所作とか佇まいを見るのが好きです。
あとはその人たちの周りに漂う空気感みたいなもの。
いろんなジャンルの方々それぞれの表現を観ると、気分が上がります。
パワーをもらえます。
私個人が何か表現する時に心掛けたいことが、手と足の使い方。
使い方というか表情?
身体の端から端まで、感情が滲み出たり情景が浮かぶような表現が出来るようになるのが一つの目標です。
なので、その願いを込めて描きました。
描きましたが…
なんか、この絵、淀んでいるよね(笑)
表現する、ということを私は控えよう、やめよう、諦めようとしたことが何度もあります。
でも、方法を変えてでも何か表現したいという気持ちがあるということに、今回の”小国び塾”及びこのプロジェクトに関わって改めて気付きました。
これからも素人なりに表現していくんだろうなー。
私にとって善三先生の”水墨抽象(絶筆)”は、観に来ていただいた方に、今この世に生を受けているということや、日々を一つ一つ丁寧に過ごす事の大切さなどを何かしら感じていただけたらいいなと思っていたのですが、思いがけず自分自身とがっつり向き合う機会となってしまったようです。
公開処刑ですなこりゃ。
恥かしかー。
「こんな解釈、ありなんだ!」展はあと1ヶ月ちょっと。
それまでもう少し、絶筆を通して自分自身と向き合っていきたいと思います。
sawa
『青い稲妻2』ハルノシュ
“青い御幣”と“青稲ちゃん”を新たに展示した。
善三さんの『形』(1976)そのものを邪魔しないようにと思いつつ,
全体で一つの空間として見えるようにと考えた。
“青稲ちゃん”たちは全部で五匹。
お時間がある方は,善三さんの『形』(1976)の中に
オリジナルの稲妻?御幣?があるので,
見つけてみてはいかがでしょうか。
『形』(1976)を改めて見てみると,これに限らず,善三さんの作品に青い光のラインのようなものが多く描かれていることに気づく。
プロジェクト「善三さんへの手紙」で展示されている「光」(1984)もそうだ。
善三さんにとっての青い稲妻や青い光とは何だったのだろう。